2017年3月13日月曜日

〇2017.3.11(土)滋賀県長浜市木之本「西徳寺(さいとくじ)」

〇近江国文化財徹底探訪の幕開けは湖北木之本の西徳寺。浄土真宗大谷派。その本堂が重文なんだが、行って見ると地味この上ない。余程の文化財マニアでないと興味のかけらも示さないこと請け合い。


↓「西徳寺は、15世紀中期に地元の地侍が道場を開いたのに始まると伝える。‥正徳3年(1713)に現本堂が建立された。‥‥この本堂は、内陣の仏壇三つ並び・内外陣境中央間を障子引違い・東余間(ひがし・よま)の床が外陣と同じ高さであることなど古い形式を残し、初期の在郷真宗本堂としての成立過程を示す貴重な建物である」
〇建てられたのは300年前(江戸時代中期)と割と新しい。


↓向拝奥の障子戸を開けて中にお邪魔させてもらった。






↓本堂裏手
↓本堂内。外陣から内陣を見る。内陣は障子戸で外陣と境される構造になっているらしい
↓仏壇が三つ並んでいるそう。中央仏壇に阿弥陀如来像、両脇仏壇に観音・勢至両菩薩像が祀られているに違いない。中央に見えている仏像は、お前立ちの阿弥陀如来像だろう。
↓東余間(ひがしよま)の床が外陣と同じ高さになっている
↓西余間(にしよま)の床は外陣よりも一段高い
〇以下は付けたし。寺に隣接して神社があったので、両者が何らかの関係でもあるかと探索
↓延喜式内社・阿加穂神社
↓左・拝殿、右・本殿
↓本殿。コンクリート造
↓神社境内から西徳寺本堂を望む。浄土真宗は教義的に神仏習合と全く無縁なので(崇拝するのは阿弥陀如来onlyという純然たる一神教(一如来教)、八百万の神とは到底馴染まない)、両者の関係は全くない、ただ単に隣接して立地することに偶然そうなっただけ、これがボクの結論。
〇次の探訪地は滋賀県愛知郡愛荘町「大行社」。この探訪が楽でなかった。

0 件のコメント:

コメントを投稿