〇直江津「琴平神社・芭蕉句碑」
↓「芭蕉句碑 《文月や六日も常の夜には似ず》
「明夜は七夕である。一年に一度の牽牛、織女の出会いが明夜だと思うと、今見上げている六日の夜空も心なしか甘さ、妖しさが感じられるようだ」という句意と思われる。文月は旧暦七月、元禄二年、1689年七夕の前夜直江津での作句である。‥‥‥芭蕉は、旧暦7月2日新潟、3日弥彦、4日出雲崎、5日鉢崎(現柏崎市)を経て6日に今町(直江津)を訪れ、翌7日も滞在し、8日から10日まで高田で過ごしたようである。文化年間、地元の俳人福永里方らが建てた句碑であるが、幾度かの大火で焼け、慶応年間に福永珍玩らが再建したものである」
《文月や六日も常の夜には似ず》
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