名張市「赤目四十八滝」に挑戦した。入山料徴収受付が開いたばかりだったから九時頃か。最後の滝まで行って戻って来たのが午後二時頃だったか。赤目の滝には驚かされた。少なくとも三つの滝は絵になる、それも素晴らしい絵。紅葉の季節にまた来ようと思う。千手(せんじゅ)茶屋の人の好いお婆さんに訊いたら、紅葉の最盛期は普通11月の半ばだそう。ただ紅葉の季節には観光客が長蛇の列をなすのは必定、流れに付いて行けるだろうか、吾輩の心臓で。どうせ年寄りも混ざるだろうから心配したことではないか。次回は最奥まで行く必要はない、出来たら《担荷(にない)滝》まで、そこまで行かなくても茶屋のある《千手(せんじゅ)滝》で止めてもわざわざ名張まで紅葉を求めて行く値打がある。「宇津江四十八滝」とは風景(絵になる要素)の格が違う、勿論赤目が上。
道の駅「宇陀路室生」に戻って一服。一眠りしてから大和盆地に下りるつもりだったが、西の窓から直射日光が当たって暑いのなんのって、とても寝ていられない。遅い昼食を摂り読売新聞を読んでひと時を過ごした。動き出したのは午後三時半、桜井市に下りる道中にある「長谷寺」を目指した。長谷寺は予想通りの古刹大寺。夕方が近づくまでの時間、境内を探訪。本堂(国宝)にゐます御本尊は十一面観音、これが巨大。清水の舞台と同じ構造の張り出し舞台がある。
その後夕暮れ迫る大和盆地のど真ん中を桜井、橿原、高田と一直線に横断し、当麻寺近くから竹内街道に入り、二上山の南側峠を越えて大阪府太子町の山中にある道の駅「近つ飛鳥の里太子(ちかつあすかのさとたいし)」に入った。宇陀路を走っているときに既に絶好の寝場所として目を付けていた。明日は近くの「当麻寺(たいまでら)」「信貴山・朝護孫子(ちょうごそんし)寺」の探訪から開始する。
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