旅に出たのが先週の土曜日早朝。丸一週間経った。ちょっと家が恋しくなったが、今帰っても盆休みで女房は家に絶対居ない。帰っても独りじゃ仕様がない。という訳で早くても盆明けまでは旅を続ける。目覚めは04:40。ここは道の駅「立田ふれあいの里」、木曾三川公園の近辺にある。
東名阪道に弥富ICから入り亀山ICから名阪国道に入って伊賀上野を目指すことに。が、四日市から鈴鹿までがもう渋滞。で、堪らぬ睡魔に襲われた。何とか鈴鹿ICに辿り着いて下りた。下りて直ぐのコンビニで買った週刊誌をそこの駐車場で読んでいたら眠気がなくなった。国道を走って亀山から名阪国道に。途中PAに入って休みながら伊賀上野に。上野城を見学。以前家族旅行できたんだがf(-_-;)。今回は松尾芭蕉記念館に入ることを楽しみに。が、今一。それより上野城公園の「俳聖殿」の扉が本日から開放され芭蕉翁の像を間近に見て撮影もできるようになったんだと。前に来たときは格子戸の隙間から中の暗がりを覗き見たもんだ。それでは観光客に対して失礼だと批判が出て格子戸が開かれた、それが今日から。早速撮影。上野城の建築物は本丸だけ。これが立派過ぎて感心しない。しかし高石垣には感心させられる。さすが城造りの達人藤堂高虎作とあって見事なもの。
ここまで来たら名張に出て名張の向こうの「赤目四十八滝」を探訪し、さらに足を延ばして「室生寺」を探訪しようと計画。それが赤目の滝の入口で気が変わり室生寺を先に探訪することに。これが大正解。赤目を過ぎて室生寺への分岐点に近づいて好さそうな道の駅を発見、道の駅「宇陀路室生」。赤目の滝を先にすれば滝探訪に岩場を登らねばならず力尽きて今日の行事はそれで一巻の終わりになっていた。そうなれば道の駅に巡り会えず名張に戻り、道中目にしていたホテルルートイン名張に宿泊となっていた。ホテルに泊まっても別に構わないんだが、名張に戻ってホテルに泊まったとなれば室生寺探訪がどうなったか分ったものでない。《室生寺》、この寺には驚かされたのだ。「女人高野」と言われた寺。国宝・重文の建造物の中に国宝・重文の仏像がゴロゴロ。丁度奈良国立博物館から幾つかの神将が戻って十二神将が勢揃い、それを金堂で特別展示。金堂外陣まで入って鑑賞したが、普段は国宝・金堂には上がらせないらしい。十二神将に会えたことはそれほどの事態ではない。《十一面観音像》に会えたのだ。国宝・十一面観音像は全国に七体。その一体が《室生寺》にあることをすっかり失念していた。僕はまじまじと観察した。ふくよかな感じ、素材は赤みを帯びていた。奥の院の大師堂まで登ってすっかり疲れたが、自分の気紛れな予定変更に感謝したい。
ここ道の駅「宇陀路室生」の電波状態は最高、ピンピンと送受信する。明日は朝「赤目四十八滝」を探訪する。それから宇陀路は伊勢と大和の往還なので必然奈良・飛鳥に入ることになる。
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