浄瑠璃寺は奈良県に所在すると思い込んでいたが、京都府・南山城にある寺院だった。南山城に入って見ると、古刹名刹が沢山所在する。山門
三重塔・国宝
三重塔側が此岸
三重塔本尊・薬師如来坐像、重要文化財(絵葉書より引用)
本堂・国宝。本堂側が彼岸
柱と柱の間隔が一間、中央の柱間だけが幅広い。柱間は障子戸。本堂の内に入ると、九体仏がこの柱間の障子戸毎に一体ずつ配されているのが分る。障子戸越しの淡い日光に九体仏が幻想的に浮かび上がっているのを見ることになる。思わず合掌する。この本堂は、九体仏に並んで坐って戴くための構造になっている(人が中に入って拝むための施設ではない)。中央の一際大きい阿弥陀如来坐像だけが脇侍に地蔵菩薩立像と厨子入りの吉祥天像を控えさせている。今日は厨子が開帳されていて吉祥天像を拝顔できた。
吉祥天立像・重要文化財(解説書「浄瑠璃寺」より引用)
子安地蔵菩薩立像・重要文化財(解説書「浄瑠璃寺」より引用)
多聞天・国宝(解説書「浄瑠璃寺」より引用)広目天像・国宝(解説書「浄瑠璃寺」より引用)前・持国天像、後・増長天像、国宝(解説書「浄瑠璃寺」より引用)
不動明王三尊像・重要文化財(解説書「浄瑠璃寺」より引用)。元護摩堂本尊コンガラ童子
セイタカ童子
この童子二体の造形の絶妙さに脱帽。じっとその目を見詰めて暫しその場を動けなかった。
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