寝入る前の一(ひと)読書のつもりで「司馬遼太郎講演集2」、五木寛之「青春の門・筑豊篇」の順で一節ずつ読み、水上勉の「越前竹人形」に手を延ばした。ら、途中で本を置く気にならず一気に読了。時計を見たら04:40。ビックリして空を見たら薄明。この小説は出掛けにセレナに持ち込んだ。先日「越前竹人形の里」を訪問し期待通りの竹人形を鑑賞して以来、かつて読んだこの小説の再読意欲が湧いていた。呪縛がかかったようにこの本を手離せなかったのは、ここ「南条SA」が小説の舞台・南条山地の山奥の竹神(たけかみ)村に近かったからではないか。読後感では、小説の舞台の竹神村の竹人形と丸岡近くの「越前竹人形の里」の竹人形とは全く由来系統を異にするようだ。水上勉の描いた竹人形は竹の皮が衣や髪などの素材として重宝されるが、「越前竹人形の里」では竹本体のみで勝負し皮を使うのは邪道と見做している。とにかく今日の睡眠不足は避けられない。この悪条件下となると行く先が限定される。近江国辺りをウロウロとf(~_~;)
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