今日も天気が良くなかったなぁ。探訪予定は神社寺院ばかりだから、予定通りこなしたけど。先ず道の駅「ちちぶ」近くの「秩父神社」。旧国幣小社。年末の「秩父夜祭り」で有名。ここの宮司は、京大文学部宗教学教授だった。元々宮司家の嫡子。雨の中の撮影となり、写真はどう見ても好くない、煙っている。以前家族旅行で参拝した時の印象、拝殿・本殿の装飾が華美、今回もやはりそう思った。本殿の背後に、全国の一ノ宮の神々75柱が祀られている。雨降りが酷くてとにかく残念。次に目指したのが、秩父から雁坂峠を越えて山梨県に出る途中、深山幽谷に分け入る「三峰(みつみね)神社」。大社らしいので前から探訪してみようと狙っていた。恐れいった奥山にある。山頂の神社は雲海の中。写真はすべて幽冥の中の情景、却って神秘的で好いか。秩父神社の拝殿・本殿の装飾華美に驚いていてはいけない。三峰神社は何もかもが装飾過激。それも一見して金が懸かっている、安物でない。しかも大社で何もかも造作がデカイ。旧社格は郷社から県社になって終戦を迎えたという。しかし実力は、国幣大社クラスのものがある。全国特に関東一円に張り巡らされた講の力だろう。こんな山奥にまで昔、信者が列をなして登ってきていたとなると、この山は幕末までは神仏習合の修験道の聖地だったに違いない。桁違いにハデだが、一見の価値はある。秋葉神社もこの神社にかかると足許に及んでいない。とにかく唖然とする。武蔵と甲斐の国境をなす雁坂峠を今は長大トンネル一本で直線的に潜るが、それにしてもその通行料金が710円とは高いではないか。甲府盆地に下りて目指すは2件の国宝建造物。一つ目は山梨市「清白寺(せいはくじ)」の「国宝・仏殿」。禅宗寺院。意外なことだがこの寺は拝観料を取るシステムにしていない。吾輩はひっそりとした寺院境内を独りで動き回って好きなだけ撮影してきた。これで好かったんだろうかという割り切れなさが残る。国宝を持つ寺院を訪ねて拝観料を払わなかったのは初めて(そう言えば神社は拝観料を取らない)。清白寺は墓地の様子から見て檀家で持っているらしい。拝観者はこれまであまり来なかったろう。というのは車で来れる道がない。細い小道しか門前に至る道がない。吾輩も寺を発見するのに四苦八苦した。もっとも門前に広い都市計画道路が敷かれようとして工事中だった。これからは拝観料問題も浮上するだろう。次が甲州市勝沼の「大善寺(だいぜんじ)」の「国宝・本堂(薬師堂)」。この寺はまた拝観料をしっかり頂戴するシステムが完備、見事なもの。仏像十数体が国重要文化財で見応えがある。これで、関東・東北地方の国宝建造物・国宝彫刻は全部見た。今松本盆地の梓川SAに居る。今夜はここに泊まり、明日は長野県の国宝建造物の残りの写真を撮ってから家に帰ろうかなと。残りは既に家族旅行で探訪したことのある建物ばかり。松本城、仁科明神社、善光寺の三つ。
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