2009年7月1日水曜日

隆くんの耳の老化がソシュールの言語理論の正しさを立証した。

還暦を経過したら目も耳も悪くなった。言いたくないけど(言われる前に言うけど)老化現象(老衰)(-_-;)。特に耳の老化が甚だしい。法廷で尋問していて相手の言葉が聞き取れないんだから始末が悪い。弁護士稼業から足を洗おうと考えるのも致(いた)仕方ないでしょう。何が聞き取り難いのか――そのことを法廷で黙考してみることがある。結論は――尋問相手の音声・音韻の微妙な《差異》が聞き取れなくなった(音声音韻が混濁して《差異》として感じられない)。《差異》の分別がつかないと《言葉》が浮かばない、何を言ってるのか意味が分らない。意味と言葉は《差異》の只中に、意味と言葉の全体系(言語体系)との関係の中に生ずる。こんなことを悟るなんて僕もいっぱしのソシュール言語理論学者みたいでしょう。老衰もなかなかのもんかもf(^^ゞ

0 件のコメント:

コメントを投稿