舞鶴の街から西を目指すと目立つのは《丸山》。これは茶碗を伏せた様な綺麗な形。一山越えると由良川を渡る。こちら側から見てもやっぱり丸山。
由良川は水量豊かでなかなかの大河、大江山・福知山・綾部方面の水を集めて日本海に至る。道が河口に出ると《北近畿タンゴ宮津線》の鉄橋が目を引く。そこを電車がトコトコ通過するのに際会しようものなら可愛くて目が細まる。海岸線に出ると、そこが由良の浜。ここは昔、京の都から見たら異界だった。大江山には鬼が住み、浜を山椒大夫が支配し《安寿と厨子王》の物語も生まれた。尤も源頼光・渡辺綱らに退治された酒呑童子は丹波国大枝(亀岡辺り)の鬼で、丹後国大江山の鬼ではないというのが定説。それはそうかも、幾ら鬼でも丹後から都に荒らしに出るのはしんどかろう。
由良の浜 ここで安寿は潮汲みをしたのだろうか。
奈具海岸
宮津に着いた。寄る所がないのでとりあえず港へ。可愛いタグボート達が盛んにお仕事中。その可愛さを記念に撮影。
ここは「関係者以外危険立入禁止」区域
ものかわ、ここでも釣り客が遊ぶ、呑気な人達。と言うこの僕も、撮影のために入っているんだがf(^_^;)このタグボート、警告を無視した釣り人達にお仕置きするかのように竿先を掠めたり真前に接岸したりする。可愛くない。
宮津市の人口は20,000人。かつては30,000人いたからやはり過疎化。
次の目的地は伊根の漁師町。
宮津を出ると直ぐに日本三景の一つ、《天橋立》があるんだが、何度も来て絵になる構図がないことが分っているし、ラッシュで渋滞するのも愚かなので無視して通過。後日、家族旅行で訪れたときの写真を掲載予定。
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