2012年11月20日火曜日

〇湖東三山「金剛輪寺」は素晴らしく絵になる寺である(二)。

名勝庭園を見物して本坊の門を出ると、直ぐに千体地蔵が両側に並ぶ参道が始まる。
子地蔵が千体、山の上の本堂まで行儀よく並んでいる。洗濯の効いた涎掛けを掛けて貰い風車を持たされている。この風車、雪が降る季節になると取り上げられて代わりに松の緑の小枝が立てられる。



ここで参道は直角に折れ曲がる。曲がった先は一直線に二天門・本堂に登って行く。

二天門が見えてきた。やれやれ、という感じ。

二天門に登る石段の下に、壱番の子地蔵がいる。
二天門・重文
本堂・国宝




 以下は本堂内陣の諸仏像。↓この写真集より引用。
十一面観音立像・重文、平安時代。本堂後陣に安置。
本尊聖観世音菩薩は厨子入りの秘仏
阿弥陀如来座像・重文、鎌倉時代前期。以下二体の阿弥陀如来像は須弥壇厨子の左右に安置されている。
阿弥陀如来座像・重文、平安時代後期。
四天王像・重文、鎌倉時代。本堂須弥壇上に立つ。

本尊観世音菩薩の厨子の右側に脇侍として立つ。不動明王立像・重文、鎌倉時代。
本尊厨子の左側脇侍。毘沙門天立像・重文、鎌倉時代。
大黒天半跏像・重文、鎌倉時代。
阿弥陀如来座像・重文、鎌倉時代。山内塔頭寺院・常照庵所蔵。
不動明王二童子像・重文、鎌倉時代。常照庵所蔵。
慈恵大師坐像・重文、鎌倉時代。

三重塔・重文は工事中で覆われていて無様だったので撮影しなかった。以下は、金剛輪寺発行の写真集より引用。
 
二天門を潜って下り出した。


団地住まいの子地蔵たちもいる。こちらの子地蔵には番号が与えられていない。団地は三、四つある。
地蔵堂
護摩堂
子地蔵参道の終点が見える。
90度起こして見ること。番号一OOOの子地蔵。木柵を出た所に九九九番と並んで立っている。


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