〇「内の浦スペースセンター」・ロケット発射場に到着。
↓左の建物は、資料館。右の橋を渡って行くとロケット発射場に着く。
↓「ロケット実験準備のため・関係者以外、立入禁止」になっていた。それでもボクは突入を試みたが、そしてロケット組立塔屋の真下まで到達したが、そこで見張りの係の人に停められてUターンすることに。噴煙を上げてロケットがゆるゆると上昇を始める・あの発射台の真横まで行けたことは行けた。が、写真を撮れなかったのが残念至極。↓「ロケットの整備・打上げ等の危険作業期間を除き、施設を自由に見学できます。見学を希望される方は、門衛所で見学受付をしてから入場されますようお願いいたします。危険作業期間にある場合は、ご理解とご協力をお願いいたします。尚、自由見学時間は、午前8:30から午後4:30までとなっています。」。日本はナント大らかな国だろう、つくづくそう思った。中国なら捕まえられて、国家の最高機密を盗もうとしたとして死刑や。
打上げ準備中だった・イプシロン。
↓「イプシロンロケットの特徴
■信頼性の高い既存技術を使用
イプシロンロケットは三段式の固体燃料ロケットで、一段目には既存のH-ⅡAロケットの補助ブースターを使い、二段目と三段目にはM-Vロケットの上段の改良型が使われます。イプシロンロケットは、日本の固体燃料ロケット技術の集大成であり、これまで蓄積してきた技術を活用して、信頼性や性能の非常に高いロケットを作りあげます。
■ロケットの知能化、モバイル管制
さらに、これまでよりロケット技術を進展させるために、イプシロンロケットには新しい技術を加えます。ロケットに人工知能を持たせ、打ち上げのシステムを大きく簡素化します。これまでロケットの打ち上げは、射場に何百人もの作業員が集まって数ヶ月かけて準備を行い、打ち上げの時には大勢の人が管制室で見守る、というイメージがありますが、イプシロンロケットは、このようなロケット打ち上げの概念を大きく変えることを目指しています。ロケットの技術は先端ではありますが、考え方は保守的です。それを支える技術は、欠点が出尽くしたような何世代も前のものであり、点検作業も人が時間をかけてやれば良いという発想が長く続いてきました。機械を知能化するという最新の技術は、これまでのロケットに使われていません。イプシロンロケットの最大の開発要素は知能化による自律点検で、これにより、パソコン一台(実際には冗長系のため二台)でロケットの発射管制を行うことができます。これを「モバイル管制」と呼んでいます。イプシロンロケットのように、知能を持ち、自ら点検作業をするロケットは史上初であり、ここが従来のM-Vロケットと大きく違う点です。」
解説板には書いてないが、製造・打上げコストが従来型の三分の一に抑えられることも、重要。
もっとも、このイプシロンロケット、自律点検の知能を持ったのは良いが、その知能が働き過ぎて発射十数秒前に自ら発射ストップをかけたのは御存知の通り。もっとも当初JAXAは、何の問題もない・知能の働き過ぎ・三日もあれば今度こそ発射できるかの様な発表をしていたが、もうあれから一週間は経ったのに内の浦からウンともスンとも言って来ない。本当に頭が良くて・発射失敗を未然に防いだのかもしれない。
↓以下は、これまでに打ち上げられた人工衛星。
「ぎんが」
「あけぼの」
これぞ 「はやぶさ」
↓ 日本で初めて打ち上げに成功した人工衛星「おおすみ」。その名からも分る通り・大隅半島のここ・内の浦から打上げられた。
「おおすみ」の発射写真
↓「おおすみ」を積んだロケットではないか。
「おおすみ」が打ち上げ成功した時の新聞。挑戦五度目でようやく成功した。
これまでに使用されてきたロケットたち。
↓以下は、ロケットが組み立てられ・打上げられるまでの段取を示す。
先ず、推進力となるロケット下部が組立塔屋に運ばれる。
ロケット推進部分が塔屋に据えられた。
先端に人工衛星となる部分が取り付けられる。
外装が取り付けられる。
完成
赤い運搬打上機がロケットを塔屋の外にに移動させ、打ち上げ角度を調整する。
発射
ロケットを打ち上げたら、赤い運搬・打上台は180度グルッと回転して・また組立塔屋の中に納まる。
噴射部分。
世界初の人工衛星「スプートニク1号」の実物大模型。ソ連科学アカデミー寄贈。
人工衛星用集積回路の一種
従来のロケット発射管制指令施設。イプシロンロケットでは、こういう大掛かりな管制施設は不要となるらしい。
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