今回の岐阜県美濃地方探訪で厄介だったのは六角堂。観光案内には鹿苑寺地蔵堂として出ているのでカーナビ検索すると旨く鹿苑寺に誘導された。しかし周辺を探索し回わったがその気配がない。寺の若僧に訊くと鹿苑寺とは無関係で遠くにあるらしい。狐につままれてとにかく教わった通りに探索に出た。好い所まで来ているはずだが肝腎の登り口が分らない。バス停で話している3人のおばあちゃんに尋ねると、地の者ではないのでねぇと言いながら六角堂は郡上八幡にあるんじゃなかったけと言い出す始末。そこへ速足運動中の地元のおばあちゃんが通りかかった。3人はあの人に訊けと言う。訊くとしっかり手応えのある答えを返してくれた。こうしてボクは地蔵峠への道を自信を持って登り始めた。が、脚と心臓には悪かった。何せ旧街道を峠まで登るのだ。楽なわけがない。それで首尾はどうだったのかと云うと、峠に達しました。六角堂(地蔵堂)に巡り逢えました。この成果を挙げるについては、麓の登り口に地元の人たちが用意してくれていた杖代わりのスキー用ストック数十本が壺に差し込んであったのが寄与して大きかった。それを見てこの登り道が峠道であることを確信したし、それを使って脚と心臓が救われた。
↓重要文化財・鹿苑寺地蔵堂への案内標識
↓地元民が用意してくれた登山杖=スキーストック↓登り坂が続く。これが旧郡上街道だそう。人と馬しか通れない。
↓旧郡上街道から脇道があり、六角堂が見えている。
↓重文・六角堂(地蔵堂)
↓縁側の床板は扇状に敷かれている。
本尊の木像地蔵菩薩像(岐阜県文化財指定)は厨子の中。
峠を下ったら夕闇がほんのりと降りていたので、今夜は近くの道の駅「美濃にわか茶屋」に泊まることにした。
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