2016年4月22日金曜日

〇信楽の郷では狸の焼物がはびこっている。どうして信楽に限って狸がこんなに繁殖しているのか?

〇理由は、たぬきの元祖たぬきや総本家「狸庵」(現在三代目)の説明によると次の通り。
 昭和26年に昭和天皇が信楽訪問の際、日の丸の旗を持ったタヌキを沿道に並べて行幸を歓迎したところ、子供の頃からタヌキの置物を集めていた昭和天皇は感激し、歌を詠まれました。
《をさなきとき あつめしからに なつかしも
 しからきやきの たぬきをみれば 》

 そのエピソードはマスコミに取り上げられ、信楽タヌキも一躍、有名になったのです。 全国から注文が入るようになり、「縁起が良い」「愛嬌があって可愛い」ともてはやされ産地の名物として定着してゆきました。八相縁喜で縁起の良い置物と評判になり、信楽は観光で町中が「狸」「狸」「狸」・・・・と文字通り、タヌキだらけになりました。
《狸庵》の「八相縁喜」の説明図によると、あの巨大なふぐり(金玉の収納袋)も縁喜の好い八相の一つであることが分る。「金袋」と呼ばれて、金運を呼ぶるらしい。道理でデカ過ぎるふぐりをぶら下げて恥ずかしげもなくし立っている訳やな。↓「八相縁喜」とは。
〇こんな巨大な狸をどのようにして焼き上げたのか――この謎は未だ解けてない。

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