〇この神社は、文武天皇の時代(699)に富士山に最初に祀られた神社と伝えられている。‥‥現在の本殿は、慶長17年(1612)に富士山2合目に造営されたもの。以来、富士山2合目(旧登山道沿い)にあり積雪風雨・霧等厳しい気象条件の中で度々修理が行われ保存に万全を期してきたが、昭和39年に富士山5合目までスバルラインが開通したことにより旧登山道が荒廃を極めると共に余りにも厳しい自然条件の中で永久保存が至難であるため、昭和48年に現在地(河口湖畔)に移築復元し昭和49年5月に完工し、重要文化財の指定を受けた。‥‥
↓拝門と瑞垣。拝門の奥に本殿が鎮座する。注意すべきは鳥居がないこと。即ちこの地は山宮の聖域ではない。里宮の参道脇に居候している。〇以下、重文・本殿。注目すべきは瑞垣の高さが低いことと垣の隙間が広いこと。瑞垣はかくあらまほしきかな。本殿を隠すための施設であってはならない。国・都道府県・市町村の補助金を受けて修復された文化財については、断じてそうあってはならない。
〇それにしても風雪に永年耐え抜いてきた神殿には神々しさが備わっている。惚れ惚れする
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