《奥の細道》《抑(そもそも)ことふりにたれど、松嶋は扶桑(日本)第一の好風にして、凡そ、洞庭・西湖を恥ず。東南より海を入れて、江の中(うち)三里、浙江の潮(うしほ)をたゝふ。嶋々の数を尽くして、欹(そばだつ)ものは天を指(ゆびさし)、ふすものは波に匍匐(はらばふ)。あるは二重にかさなり、三重に畳みて、左にわかれ右につらなる。負へるあり抱けるあり、児孫愛すがごとし。松の緑こまやかに、枝葉汐風に吹きたはめて、屈曲をのづからためたるがごとし。其の気色、窅然(ようぜん、奥深い様)として美人の顔(かんばせ)を粧(よそほ)ふ。ちはや振(ぶる)神のむかし、大山ずみのなせるわざにや。造化の天工、いづれの人か筆をふるひ、詞(ことば)を尽くさむ。》
↓中央に橋が架かっている。
〇松島湾の観光はやはり船に乗るのが良い。松島湾を一周するコース、松島湾と塩竈湾を結ぶコースがある。ボクは、松島から塩竈に観光船で抜けたことがある。沖に出ると、潮と浪と風によって造形された絶妙の島々が並んでいる。以下、Wikipediaより
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