以下は、重文・四天王像である。最近 2006~2011 修理修復されたそう。
↓ 修復前の持国天像。
↓ 修理前の多聞天像
↓ 修理後に「広目天像」に名前が変更された像。
持国天像
増長天像
修理後の多聞天像
以下の四天王像は、現在、大講堂の須弥壇の四隅に安置されて、弥勒三尊を守護している。この四天王像は長い間破損仏として収蔵庫の長持の中に眠っていた。各像とも損傷が酷かった。それを1997~2002 に修理。木造彩色、鎌倉時代。
広目天像
持国天像
増長天像
多聞天像
↓大講堂の須弥壇。中央に弥勒如来坐像。四隅に四天王像が立っている。
聖観音菩薩像。2008~2010修理。平安時代、木造。
十一面千手観音像。2008~2010 修理。木造、鎌倉時代。
吉祥天立像。木造・平安時代。2009~2010 修理。頭部・両手先・両沓先が失われていたのが復元されたという。文字通り面目一新。
千手観音菩薩像。木造・鎌倉時代後期。1995~2011 修理。
毘沙門天像。木造、南北朝時代。1992~1993 修理。
〇大講堂・弥勒三尊像・左脇侍像に関わる修理と復元。
↓菩薩像頭部。木造、室町時代。今大講堂本尊となっている弥勒三尊像は室町時代に薬師寺に移入されたと伝えられるが、この木製の頭部は、左脇侍像の既に失われていた頭部を補うために製作された。1783年に後補の金銅造頭部が補鋳されるまでの間、左脇侍像に据えられていた。
重文・菩薩像頭部。金銅造、江戸時代。旧講堂に安置されていた弥勒三尊像の左脇侍像の頭部。修理で右脇侍像に倣い新たに頭部を鋳造したため、この頭部を取り外し別保存することになった。
菩薩像頭部復元模造。樹脂造、平成8年作。弥勒三尊修復に際し、左脇侍像の頭部を復元制作するため右脇侍像の頭部を樹脂により型取りしたもの。当初は鍍金・顔料で極彩色に彩色されていたので、その彩色の復元も試みられた。しかし、こうもキンキラキンでは、吾輩の目には好もしく映らない。有難くない。
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