〇大津別院は、浄土真宗大谷派の別院。市中にある。
↓重文・本堂。「大津別院は慶長5年(1600)に教如上人が敷地を拝領し、翌6年に内陣が出来たと伝えられていますが、現在の本堂は慶安2年(1649)に建立されたものです。本堂は、桁行9間・梁間10間、入母屋造で1間の向拝を付けた本瓦葺の大型仏堂です。内部は内陣に比べて外陣が広い真宗特有の平面で、欄間や蛙股の彫刻に宗派や時代の特色が見られます」〇 重文書院が見当たらない。
↓見渡したところこの建物しか見当たらない。が、これはどう見ても庫裡だろう。とても重文の趣がない。
↓本堂に向って左側の隙間から本堂の後ろに回って見る。この建物があったが、書院だと言えば言えなくもないが、はたして重文なのか。
↓庫裏に向って右側の隙間から庫裏の後ろ・本堂の後方に回って見る。これは先ほどの書院かも知れない建物の反対側を見たもの。重文の説明板によると、書院は本堂の背面にあり、本堂より21年後の寛文10年(1670)に建築された入母屋造・本瓦葺の建物で、コ字型の平面で‥‥とある。本堂の背面にある点は合っているが、コ字型ではない。どうやらこの建物は重文書院に相応しくない。しかし外に該当の建物は見当たらない。不思議。
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