2019年11月5日火曜日

★奥の細道紀行 第154章 大石田町「西光寺」

曾良随行日記』『廿八日  未ノ中尅(午後2時頃)、大石田一英(栄)宅に着。‥‥
廿九日 ‥‥翁 、‥黒滝へ被参詣。
晦日  朝曇、辰刻(午前8時)晴。歌仙終。其辺へ被、帰、物ども被書。』
翁、其の辺へ遊ばれて」。この遊びに出たという第一候補はこれから紹介する「西光寺」でなかったか。一栄宅から遠くない。境内に、芭蕉ゆかりの像や句碑が多い。一栄の、歌仙に巻かれた連句の一句碑もあった。

↓「西光寺 最上第廿九番観音札所・芭蕉句碑」 珍しくも「時宗」の寺。一遍上人が開祖。






本堂
 本坊


 ↓本堂境内にある小さな芭蕉銅像。何代か前の住職が建てたそう。




 ↓本堂裏に立つ句碑。中央が芭蕉句碑。
 ↓『さみたれをあつめてすゝしもがみ川 芭蕉
〇五月雨の句は、当初は「集めて涼し」だったという。その原型の句が残されている
 ↓一栄の句碑。
 ↓「岸にほたるを繋ぐ舟杭 一栄」(連句の一部)
 ↓芭蕉句碑


 『さみたれをあつめてすゝしもがみ川  芭蕉

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