喜多院(きたいん)は、埼玉県川越市にある天台宗の寺院。良源(慈恵大師、元三大師とも)を祀り川越大師の別名で知られる。建物はほとんどが重要文化財に指定され、寺宝にも貴重な美術工芸品を多く有する。広大な境内は池や掘を廻らせた景勝地となっている。境内にある五百羅漢の石像も有名である。
平安初期の天長7年(830年)、淳和天皇の命で円仁(慈覚大師)が建立し、当初は無量寿寺と号した。慶長4年(1599年)、徳川家の尊崇が厚かった天海僧正が第27世住職として入寺し、寺号を喜多院と改めた。寛永15年(1638年)、川越大火で山門と経蔵以外の伽藍を焼失するが、翌年、徳川家光の命で、江戸城紅葉山御殿の一部を移築した。これが今に残る客殿、書院、庫裏である。国の重要文化財
○客殿(附:渡廊)
○書院
○庫裏(附:玄関・玄関広間・渡廊及び接続室〔合1棟〕)
○慈眼堂(附:厨子)
○鐘楼門(附:銅鐘)
○山門(附:棟札)
紙本著色職人尽絵 六曲屏風一双 狩野吉信筆
宋版一切経 4,686帖
太刀 銘友成(附:糸巻太刀拵)
銅鐘 正安2年(1300年)銘
↓重文・山門
山門付属の番所
番所を表側から見た。
山門を潜って境内を見る。
重文・鐘楼門
鐘楼門。道路側から見た。
↓小山を昇ると重文・慈眼堂がある。
重文・慈眼堂
慈眼堂内部の厨子。
慈眼堂
水屋。傍の桜の木の背後に多宝塔が建っている。
多宝塔。埼玉県指定文化財。
↓境内図。下に「仙波東照宮」が示されている。
以下、五百羅漢。
本堂
大黒天堂。本堂横にある。
重文・客殿、書院、庫裏の配置図。重文・庫裏
〇以下、絵葉書より。
↓重文・客殿と書院
重文・客殿
徳川三代将軍家光公誕生の間、客殿。
春日の局・化粧の間、重文・書院。
重文・紙本著色職人尽絵 六曲屏風
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