〇三木市の「歓喜院聖天堂」を探訪するのは、独力ではほぼ不可能。訳が分らない。在所の人の指示支援が要る。ボクは右往左往した末に、幸い越し掛けて話しているじぃちゃん・ばあちゃんの一団に出遭ったので訊いた。初めおばあちゃんが一人近寄ってきて説明してくれたが、やおらおじいちゃんが乗り出してきて「もっときちんと説明しないと着けない」と言って丹念に説明してくれた。その説明も実際に走ってみるとかなり怪しいものだったが、それでも要点は突いていたと見えて一発で辿り着けた。
「応永18年(1411)の墨書により、室町時代初期の建立で、もとは境内東方の山裾に建っていたものを、現在地に移築、昭和45年に解体修理を行い復元された。特に縁束(えんづか)を支える腰組が珍しく、吉川町に現存する最古の木造建築と云える。」
↓奥に見えるのが覆い屋↓床下の縁束(えんづか)
↓Wiki から引用。素晴らしい。小さいがこれでも三間社、流造り・檜皮葺
〇歓喜天、聖天様というのはかなりエロチックな神。天は仏・菩薩ではない。その眷属のようなもの。普通お堂に祀られているのは、雌雄の象がピッタリ抱き合っている姿の像がほとんど。インド渡来のヒンズー教系の神。真言宗・密教寺院にしか馴染まない。中世には教義の解釈適用が性的にひどく堕落した一派も出現した。
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