三連休最後の春分の日、自宅で午前中ぼんやり過ごしてしまう。すっかり春の陽気なのに勿体ないと、最寄りの重文建造物の拝観に出る。目指すは七尾市中島町熊木川沿いの谷奥に所在する式内社「藤津比古神社」本殿。この谷筋は古来から開けていた。能登で古来から開けたもう一つの谷間は奥能登珠洲の若山川沿いにある。こちら熊木川の谷間には、古代朝鮮の色・臭いが強い。熊木川の名からしてそう。「くまき」は「こまき」の転用。「こまき」は高麗(こま)来(き)で、高麗から来た・の意。高麗犬(こまいぬ)の高麗。近隣下流に所在する「久麻加夫都阿良加志比古 (くまかぶとあらかしひこ)神社」に至っては古代朝鮮臭がプンプンする。
↓旧鉈打(なたうち)村の藤瀬(ふじのせ)地区に所在する。近時、藤瀬の霊水で有名な地区。
↓「藤津比古神社」↓「国指定重要文化財・藤津比古神社御本殿」
↓拝殿
↓右から拝殿・幣殿・本殿。左側に見えるのは正確に言うと、本殿覆い屋。
↓本殿覆い屋の格子窓の隙間から覗いて見た。左側が本殿
↓幣殿の格子窓から覗いて見た。右側が本殿
↓拝殿の正面から、幣殿・本殿を覗いて見た
↓石川県教育委員会文化財課のサイトに掲載されている本殿写真を拝借。三間社(さんけんしゃ)流造(ながれづくり)檜皮葺(ひわだぶき)。上端の三角形に見えるものは本殿と無関係。多分幣殿の屋根
↓この神社の夏祭り。鉈打のお涼み祭、と呼ばれる。近郷20ヶ村から20基の神輿に先導されて20基の奉灯(キリコ)が担ぎ出されて神社に集結する。
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