折角書いた下書き原稿が消えた。もう一度頭から書き直す破目に。気力がなくなったが読者が居てくれるので再挑戦。
〇今朝9時七尾発。午後2時、守山市「小津神社」重文本殿拝観。一見の価値あり。参道の浅い溝に巨大な鯉が群れて泳いでいる。
〇守山市「懸所(かけしょ)宝塔」重文、拝観。親切なおばさんの案内がなければ果たして探訪がかなったかどうか?ハリアーが通るのが無理そうな路地を縫う市街地にあった。しかも宝塔と元来無関係な寺の境内にある。おばさんが寺の承諾を取って来てくれた。塔身が丸い大きなもの。一見の価値あり。
〇湖南市「吉御子(よしみこ)神社」重文・本殿。華奢な感じがしたが、京都の上賀茂神社の旧本殿を移築したらしい。一見の価値あり。上賀茂神社の本殿は見れないから、江戸の仇を長崎で討ったようなもの。
〇湖南市・廃小菩提寺(はいしょうぼだいじ)石多宝塔及び石仏。石の宝塔は銘文で建立年が特定できる貴重なもの。仁治2年(1241)鎌倉時代。ボクは甲賀市石塔寺の阿育王石塔を彷彿とさせられた。印象深い。
〇夕暮れ迫る頃、甲賀市「八坂神社」に辿り着いた。その重文本殿は一間社なのだが、とてもそうは見えない。三間社殿ほどに見える。こんな辺鄙な山裾の村に天正時代から護持されてきた素晴らしい社殿がさり気なく残っている。ボクは日本人の・おのが文化伝統を大切にする保守精神の貴重さ・美しさ・頼もしさを思った。天皇制を戴き続けてきたことと無関係ではない。明治以前は、儀俄(ぎか)大宮と呼ばれたそう。
□今夜の宿泊地として選んだのは「道の駅・こんぜの里りっとう」。仲間が殆ど居なくて寂しい。金勝寺(こんぜじ)を探訪した時にここから分岐する林道を辿ったことがある。ここから更に山奥に入り峠を越えて信楽に出、更に伊賀国に出たことがある。
2017年3月25日土曜日
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