出石城は1604年に小出吉英によって有子山頂の古城を廃して築かれたもので、一国一城制による但馬唯一の城。平山城に分類され、梯郭式といわれるように有子山の麓に上から稲荷郭・本丸・二の丸・二の丸下の郭・三の丸と、梯子を立て掛けたように城を築いている。天守閣は築かなかったが、隅櫓や多門を設けて要害とした。城主は、小出氏が九代・松平氏一代・仙石氏七代と続いた。領国は五万八千石。
↓本丸・向かって右隅の櫓。昭和43年に復元。上から櫓の建つ本丸、その下に順に二の丸・二の丸下の郭・三の丸と梯子段状に築かれている。最上段の稲荷郭は左側に在って見えない。
↓稲荷郭・稲荷神社に行く橋。本丸に向かって左端に在る。橋の上からの眺め。白いものが沢山ぶら下がっているが、風鈴。爽やかな音がした。
稲荷神社に登って行く。
↓二の丸の石垣だろう。
二の丸から見た・本丸左隅の櫓。昭和43年復元。
左隅櫓
稲荷神社への登り道はまだ続くが、途中で本丸に入る橋がある。
本丸に入る。
「本丸跡」
本丸跡
↓稲荷郭を支える石垣。本丸は、上からの攻撃にどうしようもなく弱い。
↓本丸跡に建つ仙石公の藩祖・仙石権兵衛秀久を祀る「感応殿」。
本丸跡から下の二の丸・三の丸、市街地を見下ろす。
本丸跡を下から見た時・右隅に見える櫓。
左・感応殿、右・右隅櫓。
↓左隅櫓に戻る。
稲荷神社に向かって更に登る。
↓稲荷郭に入る。
稲荷神社・拝殿
本殿
↓稲荷郭から本丸跡を見下ろす。
本丸跡から登城門・登城橋に向かって下って行く。登城橋は・稲荷橋の反対側にある。
↓二の丸に入る石段が見える。
中央下に・登城門が小さく見える。
本丸右隅櫓を振り返る。
↓登城門
二の丸石垣と本丸隅櫓。
↓ここは三の丸か。
↓登城門を潜って城外に出ようとしている。
登城橋
橋の上から川面を見ると、風鈴が架け廻らされている。好い音色が爽やかに響く。
↓登城門を振り返る。
↓背後の山が有子山だろう。この山頂に古城があった。この方面から攻め下られたら、山麓の出石城はひとたまりもない。
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