祭神は、酒美津男命(さかみずおのみこと)と酒美津女命(さかみずめのみこと)。
祭神は杜氏の祖神であり、宮中造酒司に守護神として祀られていた酒美豆男神、酒美豆女神とは同神であるという。棟札から永享10年(1438年)11月18日に釿始(ちょうなはじめ)を行い、嘉吉元年(1441年)2月26日に柱立を、文安元年(1444年)に遷宮を斎行したものである事が判明している。また蟇股の裏から発見された願文の墨書から文安5年、宝徳元年(1449年)と引き続き細部の造営が行われたようで]、この宝徳元年頃に最終的な完成を見たようである。棟札から大工伴大夫大伴久清と小工12人が造営を担当したことが判明している。創建時の大工(棟梁)の名前が判明するのは珍しい。江戸時代に修復に当たり大改造が為された。昭和44年に解体修理が行われ、その際に室町時代の建立当初の容姿に復旧整備されている。
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