『十一日、瑞岩寺に詣づ。当寺三十二世の昔、真壁の平四郎出家して入唐(にっとう)帰朝の後開山す。其の後に、雲居(うんご)禅師の徳化に依りて、七堂甍(いらか)改まりて、金壁(こんぺき)荘厳(しょうごん)光を輝かし、仏土成就の大伽藍とはなれりける。彼の見仏聖(けんぶつひじり)の寺はいづくにやとしたはる。』
〇高校時代、民謡「大漁唄いこみ」を初めて聞いた。その高音域の男声は今も心に沁みているが、一題目の歌詞を忘れることはない。”まつっしぃまぁあぁのぉ・さぁよぉお・ずいぃがんじぃほどぉの・てぇらぁもぉなぁあいぃとぉよぉぉ・あれはよぉぉ‥‥” 瑞巌寺を訪れるのはこれで四度目か。「瑞巌寺程の寺」は歴史・由緒・規模・文化財の質量などで言えば全国に沢山ある。が、風変りさでは群を抜いている。雄島は瑞巌寺の出先だが、そこで風変りさの一端に触れることができた。先ずは全国的にも希少価値随一の岩窟寺院ぶりから紹介する。
↓「国寶 瑞巌寺」
↓山門
↓「桑海禅林」の掲額
↓山門を潜り直進すると中門に至る。
↓右手に折れると、岩窟が続く。
↓山門から直進して中門近くまで行くと、左手にある「法身窟」
↓法身窟のある小山の東側にある石碑。その中に芭蕉関連のものを二個発見。
↓右端の小さな碑と左に一つ措いて建つ長方形のものが芭蕉碑。
↓「芭蕉碑」
↓「芭蕉翁奥の細道松島の文」と題してある。松島のくだりが刻してある。
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