2015年5月18日月曜日

〇《奥の細道》紀行・奥州路(13) 「塩竈神社」(二)「文治燈籠」

奥の細道》より、
(塩竈神社の)神前に古き宝灯有り。かねの戸びらの面に、「文治三年和泉三郎寄進」と有り。五百年来の俤(おもかげ)今目の前にうかびて、そゞろに珍し。渠(かれ)は勇義忠孝の士也。佳命(名)今に至りてしたはずという事なし。誠に「人能(よ)く道を勤め、義を守るべし。名もまた是にしたがふ」と云へり。
〇寄進者「和泉三郎」は、藤原秀衡の第三子。名は忠衡。文治五年(1189)義経を守って兄泰衡に滅ぼされた。享年23歳。
↓「文治の燈籠」



 ↓塩竈神社博物館に入ったら、芭蕉が文治の燈籠に面会している場面の掛け軸があった。

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