七尾市を出て隣の中能登町芹川に入るとそこは石動山系の登山口。その芹川で、人家の庭の盛り土の上に立って辺りを睥睨している雉の雄に出逢った。堂々としていて逃げない。ので写真が撮れた。
これはきっと吉兆だ、そう思えて嬉しくなった。ところが石動山系・荒山峠を越えて氷見市に出るまでの間に狸の轢死体に三度も出逢った。これはどう見ても不吉。今「山片バントウ」(江戸時代・大阪商人の思想家)の「無鬼論」を読んでいるところだが、彼の徹底した合理精神からすれば、雉の雄姿に出逢ったのも、狸の死体に三度も出逢ったのも、みんな単なる偶然。吉凶の占いなど笑止、となる。北陸道に入って新潟を目指していたらケツに「競走馬輸送中」のプレートを付けたバス型大型車を七台も抜いた。新潟辺りの競馬場で重賞レースでもやるんだろうか、などと思って走っていたら、観光バスを一台抜いた。とっさにバスのケツの社名ロゴをつい「人間輸送中」と読んでしまった。
2012年4月27日金曜日
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