湖南三山2番目の探訪は長壽寺。地元では常楽寺と対で向こうが西寺、こちらが東寺と呼ばれているそう。山門脇の拝観受付がこの時節常時無人らしくて拝観料なし。その分、本堂に施錠があり仏像参拝もなし。境内風景。手前鐘楼、奥に本堂。
弁天堂、重要文化財
国宝・本堂
裏側から見た本堂。桧皮葺屋根から蒸気が発っている。
隣接して白山神社がある。
白山神社拝殿、重要文化財
白山神社本殿
神社と寺院が併存しているのは神仏習合時代の名残だろう。湖南三山はいずれも天台宗寺院。天台宗は密教に強く傾斜したので神仏習合色が強かった。最初の善水寺探訪の折、吾輩は若い住職に尋ねた、「湖南三山も信長の例の仕打ちを受けたんですか」。「焼き打ち」という言葉はちょっと憚られた。「ええ、焼き打ちにあいました。しかし本堂・三重塔は焼かれませんでした。これから見ると信長は寺を潰すのが目的でなく僧坊を焼こうとしたんですね。長壽寺の三重塔は、安土城に移されて城内総見寺の三重塔になって残っています」。吾輩は安土城内で確かに三重塔を見た。あれが元はここ長壽寺の三重塔であったか。
2011年3月31日木曜日
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