織田有楽斎は織田信長の実弟。茶の湯の草創期に尾張国が生んだ大茶匠。兄・信長の芸術的センスも推し量れる。有楽は晩年、武家を捨て(武家としては兄の死後、秀吉の臣下となり、関が原では東軍に与した)、京都建仁寺の正伝院(重文)を隠棲の地とした。如庵(国宝)はその境内に1618年に建てた茶室。明治以降、正伝院と如庵は各地を転々としたが、安住の地を犬山(有楽の生まれ故郷)に得て「有楽苑」と名付けて後世に残ることになった。
萱門(かやもん)
2011年8月9日火曜日
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