吾輩が大学1回生の夏休みに、能登町藤波の坂の上の家にお邪魔してひと夏を過ごした。坂を下ると藤波漁港で、その港内で毎日泳いだ。そのときお世話になった「和子さん」。今89歳になられたそう。吾輩を見て「あ、たかしちゃん」と憶えていてくれた。みんなと話している様子を見ていると、和子さんの頭は全く衰えていなかった。吾輩が漁港で泳いだのは18歳の夏だから47年前のこと。和子さんの頭脳はその頃と全く同じ働き。神仏の御加護のある人。こんな聡明な頭脳のままに89歳を迎えられるのなら、吾輩も長生きさせてもらってもいいような。とにかく感動を受けた再会だった。みんな来年の再会を口にしていた。別れるとき吾輩は和子さんと握手した。あの夏の日、和子さんは42歳だったんだ。
2011年8月30日火曜日
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