白鷺が獲物を捕まえた。この瞬間は失敗したんだか、振り返りざま真後ろに嘴を突っ込んで見事に捉えた。小さい魚だったが、首を上げて魚の位置を調整して呑み込んだ。ボクが何故この場面を取り上げたのかというと、僕が国分町に越してきて以来20年の間に毎日鷺の狩猟を観察してきたが魚をとらえるのに成功した場面はこの時をいれてたった二回だから。もう一回は20年前。20年前は宵闇の川の中に鷺が立ちつくして川面を睨んでいたので興味を引かれて橋の上から眺めていた。その時鷺は暗闇の中で見事に魚を捉えて首尾よく呑み込んだ。鳥は鳥目で夜目が効かないというのは嘘だ。とにかく狩猟の成功率が低すぎる。ボクは鷺たちが生き延びているのが不思議でならない。
2013年3月25日月曜日
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