大阪府泉南・槇尾山(まきのおやま)「施福寺(せふくじ)」に登った。海抜500m近くの山。西国33所霊場第4番札所。本尊十一面観音・秘仏。全然俗化されていない。
楠正成の立て籠った千早城の前を通過して「金剛山ロープウェイ乗場」へ。海抜1,000m近くまで行く。あと山頂まで100m程は歩かねばならない。千早城は都を遠く離れた奥山の城。立て籠っている軍勢もたかが知れている。戦略的には無視して捨て置くのが最善。それを鎌倉方は何を血迷ったかむきになって攻め立てた。没落段階に入った権力者の判断は没落を引き寄せるかのようにずれてくる。12:30発で山上へ、15:00発で下山。所要時間6分。山上を歩き、先ず「葛木(かつらぎ)神社」を探訪。続いて「転法輪寺」へ。本尊は仏頭だけが残っていて、それは他寺に預けられている。その本尊再造が悲願。仏頭の写真を見て吾輩は感動した、鬼気迫る。そのうち描く仏像の一つに加えられた。真言宗醍醐寺派修験道の総本山。そう言えば正月に醍醐寺を訪れたとき金堂に向かう長い僧列に出逢ったが、その列の末尾に修験者(山伏)が加わっていた。あの山伏は転法輪寺の修験道僧であったか。
河南町「弘川寺」。西行の終焉の地。西行の墓墳に廻り逢い、「西行上人の墓」と刻されかすかにそう読める墓碑銘を解読したことが今日最高の収穫。
道の駅・大和路へぐりの里で宿泊。
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