事務所の裏手の鷹合川の土手を歩くと、バシャバシャ水しぶきを上げて騒々しい奴らがいる。恋の季節到来、鯉達の。恋に狂うと、吾輩が傍に近づいてもカチ構わない。価値観が完全に狂っている。ホルモン分泌の為せる業。人間も同じようなもの。
鯉の季節が終わったら、直ぐに鯰(なまず)の季節になる。鯰は普段は底の繁み物陰に隠れて居て決して姿を見せないが、恋の季節の数日だけは水面に浮き出てヒョロヒョロヘろへろと無防備に泳ぎ回る、ウロウロと。七尾市民で最近鯰を見たことがあるのは吾輩くらいだろう。そも七尾市民の殆どは鯰が生き延びていることも知らないだろう。翔ぶ青い宝石・翡翠(かわせみ)が居ることなど、信じないかも。
2011年5月18日水曜日
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