2011年7月5日火曜日

〇吾輩の仏像巡りは、渡岸寺(どうがんじ)「国宝・十一面観音立像」との出会いから始まった

以下の写真は、次の写真集より引用
最初に出会った仏像が、この滋賀県高月町・渡岸寺観音堂に安置された国宝・十一面観音立像であったことは吾輩の終生の僥倖。日本の文化財を訪ねる旅が本式に始まるのは、この出会いと感動から。↓この堂々たる造形美、一体何処の何者が施した業であろうか。
光背は失われたが、仏像本体には損傷がない。織田信長の北近江・浅井攻めなどの戦火を掻い潜ってきたことを思うと奇跡に近い。村人が布に包み土中に埋めて守り抜いたという。村人からどれだけの尊崇を受けていたか、推測できる。仏像として只者でないことは、昔から一目で分ったのだ。吾輩には、ミロのヴィーナスに劣らぬ存在感がある。素晴らしい。

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