称名滝「立山にその源を発する称名川の流れが立山の大噴火による溶結凝灰岩をV字型に150mも深く浸蝕した称名廊下の末端から落下する大瀑布。滝は四段に分れ、第一段は40m、第二段は58m、第三段は96m、第四段は126mで、これが連続して一条の滝となり、最上部の瀑流落差30mを含め、その全落差は350mを有している。また直径約60m、水深6mの滝壺に落下する水は、凄まじい自然の力を誇示している。称名滝を含む称名峡谷は、自然景観に優れ、学術的価値も高く、また保護すべきものとして国の名勝及び天然記念物に指定されている」(文化庁、富山県教育委員会)
悪城(あくしろ)の壁。称名滝が削り後退を続けた跡にはこのような断崖絶壁が残された。
称名滝の現在の所在地。斜めに白い線が二本見える、これが称名滝。
滝に近い断崖
称名川は両岸とも「悪城の壁」状態。発見した大日岳登山口も急峻で断崖を縫って急勾配で登って行く。
滝に近づいた。左岸を行く。見えている橋を渡っても滝は見えない。その奥にもう一つ橋があり、その橋を渡ると好く見える。橋の名は「滝見橋」。
滝見橋の上から。見えているのは称名滝の三段目と四段目
さらに歩を進めると橋上で滝の一段目と二段目も見えてくる。
橋を渡りきった観光スポットから滝の全容が見える。アルピニストの話では、雪融け水の豊富な五月までは右側からもう一本滝が流れ落ちてV字をなすそう。
巨大な岩盤絶壁を写したつもり
滝の全容
滝壺。霧雨が湧いて降って来る
帰り道、駐車場までの1.3kmの道程を歩きながら女房が言った、「お父さん、わざわざ滝を見に寄り道して好かったねぇ」
2010年9月8日水曜日
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