ここまで来たら名張に出て名張の向こうの「赤目四十八滝」を探訪し、さらに足を延ばして「室生寺」を探訪しようと計画。それが赤目の滝の入口で気が変わり室生寺を先に探訪することに。これが大正解。赤目を過ぎて室生寺への分岐点に近づいたところで好さそうな道の駅を発見、道の駅「宇陀路室生」。赤目の滝を先にすれば滝探訪に岩場を登らねばならず力尽きて今日の行事はそれで一巻の終わりになっていた。そうなれば道の駅に巡り会えないまま名張に戻り、道中目にしていたホテルルートイン名張に宿泊となっていた。ホテルに泊まっても別に構わないんだが、名張に戻ってホテルに泊まったとなれば室生寺探訪予定がどうなったか分ったものでない。何せ気ままを捏ねて人間にしたのが吾輩だから。《室生寺》、この寺には驚かされた。「女人高野」と言われた寺。国宝・重文の建造物の中に国宝・重文の仏像がゴロゴロ。丁度奈良国立博物館から幾つかの神将が戻って十二神将が勢揃い、それを金堂で特別展示。金堂外陣まで入って鑑賞したが、普段は国宝・金堂には上がらせないらしい。十二神将に会えたことはそれほどの事態ではない。《十一面観音像》に会えたのが凄い。国宝・十一面観音像は全国に七体。その一体が《室生寺》にあることをすっかり失念していた。まじまじと観察した。ふくよかな感じ、素材は赤みを帯びていた。奥の院の大師堂まで登ってすっかり疲れたが、自分の気紛れな予定変更に謝々(しぇーしぇー)。
女人高野・室生寺
女人高野・大本山室生寺・仁王門
仁王門を潜り左に折れて金堂に行く石段を登る
国宝・金堂。平安初期の建立。特別の御開帳がなされており普段は入れない外陣まで入った。内陣最前列に十二神将像が勢揃い。奥の向かって左端に国宝・十一面観音像、中央に国宝・釈迦如来像。室生寺の十一面観音像に吾輩は逢いたかったのだ。
絵葉書より《釈迦如来像》国宝
同《十一面観音像》国宝
ポスターより
弥勒堂。この堂は、金堂の左手前にある。中に弥勒菩薩が立っている。
絵葉書より《弥勒菩薩像》
金堂の奥・右手に国宝・潅頂堂がある。この堂の中に全山の御本尊というべき《如意輪観音》が座している。
絵葉書より《如意輪観音像》
潅頂堂の奥に国宝・五重塔。この塔は、五重塔としては日本で最小
2010年9月2日木曜日
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