2010年4月18日日曜日

吉野朝(南朝)宮跡

吉野朝宮跡。ここがかつての南朝(吉野朝廷)の皇居跡で、元は実城寺という寺。この付近には大小20にも及ぶ寺院があり、中でも最広の実城寺が行宮(仮の宮)とされ、当時足利幕府・北朝と対決する南朝方の拠点として後醍醐天皇の御座所となっていた。寺は金輪王寺の尊称を与えられていたが、徳川幕府は金輪王寺の寺号を没収してそれを日光に移し、寺は元の実城寺となって明治を迎えたが、廃仏毀釈の嵐に遭って廃寺となった。
南朝皇居跡に立ち、その所在位置をしかと確認できたことは大きい。金峯山寺蔵王堂の建つ境内地から石段を10mほど下った狭い平坦地、そこが南朝の朝廷跡。

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