新潟県妙高高原を目指す途次、米沢市の「上杉神社」に寄った。もう夕暮れ近くで神門は閉ざされていた。
上杉神社は元の米沢城に立地している。周囲は本式の濠で囲まれている。水面に桜の花びらが散って風情がある。
参道に《上杉謙信》の銅像がある。祭神は《上杉謙信》公。
意外なのは「伊達政宗」がこの城で生まれたこと。参道に「伊達政宗公誕生の地」の碑がある。
参道に「上杉鷹山」の銅像もある。鷹山公の御霊は分祀されて隣の「松ヶ岬神社」に移っている。
神門。閉門時刻が過ぎていた、残念。
上杉家では奈良の「春日大社」の神が重視されていた。その昔、越後の国司に任ぜられた藤原遠成(とおなり)が藤原家の守り神である春日大社の神の分霊を受けて上越の春日山の山頂に祀った。その後越後の領主となった上杉家もこの春日社の神を大切に祀ってきた。上杉家が会津、米沢と転封される度に春日の神も一緒に移ってきた。
塀垣の合間から垣間見た本殿。
側面から見た本殿
上杉謙信祠堂跡。ここは米沢城内の一角で少し高みになっている。ここに江戸時代まで、謙信公の遺骸がそのまま兜を被り鎧をまとい甕の中で漆漬けになって眠っていた。明治になって遺骸は上杉家墓所(御廟所)に移された。上杉謙信公の遺骸は、上越の地から会津、米沢の地へと上杉家の主人・家臣と共に移ってきた。凄い!
2010年7月20日火曜日
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