2016年1月12日火曜日

〇東大寺南大門の仁王像の巨大さ

〇南大門を訪れた人は、そこを守る阿吽形二体の仁王(金剛力士)像の偉大さに圧倒される。しかし二体の像が如何に巨大であるかを正確に認識できる人は殆どいない。何しろ二体の像を隅に収容する南大門が巨大過ぎるので相対的に仁王像が小さく見えてしまう。
↓南大門の阿形像
 ↓阿形像修復中に足場を組んで人間が乗っている。その人間達と比べて見れば南大門の仁王像が如何に巨大であるかが認識できる。フーム(゜o゜)/
写真は「サライ17仏像の見方」に載っていた。
〇仁王像は御存知のように寄木(よせぎ)造り。主要構成材は10点。しかし細部の部材まで数え挙げると3000点になるそう。驚き!見上げた時に程よく見えるように上半身・頭をでっかちに造形してある。運慶・湛慶・快慶・定慶の四「大仏師」の許に数多の「小仏師」を動員して69日間で完成させたという。鎌倉時代の芸術家の創作力の凄まじさたるや恐るべし(/・ω・)/

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