2009年12月8日火曜日

11/25(水)、風景画の構図の探索、高遠城址・分杭峠・駒ヶ根


今日は絵を描けなかった。朝、中央アルプスは雲を戴いて絵にならなかったが、天気予報では昼から晴れるというのでセレナで伊那谷をウロウロしていた。しかし結局中央アルプスの雲は取れなかった。こんなことなら安曇野の大王わさび園に行っていれば、川の風景を描けた。その代わり掘り出し物があった。一つ目は高遠城址を徹底的に探索したこと。広大な無料駐車場は僕の独壇場
、観光シーズンは城址に入場するのは有料らしいが(立派な徴収所が東西南北にある)、観光客は僕独りの有様なので係員がいない、従って無料。
本丸・二の丸・三の丸・三つの曲輪(くるわ)すべてを隅から隅まで探究、何せ僕の独壇場だから。まさに桜公園。桜の時季はきっと素敵だろう、紅葉の時季も素敵だった筈。問題は、桜を前景に、中央アルプスを遠景にした構図があるかどうかだが、ウーン多分ピッタリの構図はない。桜の木の密度が大き過ぎ又桜の木が近過ぎて、前景がデカくなり過ぎる。しかし希望が皆無ではない。「法憧院曲輪」乃至その下方の周辺部に期待が持てる。



























































































































































































































高遠ダム































三峯川






















雲間に幽かに中央アルプスがほの見える。

















三の丸

















高遠から南下、旧長谷村にある美和ダム


































掘り出し物の二つ目は、高遠から南下し長谷村を経由して分杭峠(ぶんぐいとうげ)を越えて駒ヶ根方面に下って来たら空の晴れ間が大きくなって中央アルプスを遠景にした恰好の構図に巡り会ったこと。分杭峠は二度と通りたくない難路で辟易していただけにこの景色に巡り会った時は夢のよう。















木曾駒ヶ岳が見えている(右側)。伊那谷の平地からは見えない。左側に聳えるのが宝剣岳。


















































































この峠、昔家族旅行で高遠から長谷村・大鹿村を経過したときに通ったことがある筈だが信じられない、こんな酷い峠道を越えたかなぁ。家族旅行は多分夏休みで気楽だった、今回は晩秋で特に気温が低い日のこととて峠は凍結の惧れがあった。峠に近づいたら禁札が出ていて、凍結の危険があるので冬タイヤでなければ通行禁止。僕は無視して登ったが、最高斜度が13度もあって路面が凍結していたらずり落ちる、それがまた山水(やまみず)で路面が濡れて光っていて凍結しているように見えた。僕は肝を冷やして峠を越えた。怖かった、クワバラ・桑原。勿論一車線ギリギリ。峠に向かったときは大鹿村に抜けるつもりだったがかくして気が変わり峠で直角に折れて駒ヶ根方面に降りた、それが大正解。
この夜は「梓川SA・下り線」で宿泊した。明日晴れて山が見えたら白馬村に行って描く、曇って山が見えなかったら大王わさび園の水車小屋の辺りで描く腹積もりで。それと木曜日は妻の仕事休みの日でハリアーで安曇野にお出ましになるそうなので、結婚以来初の安曇野デートも兼ねてf(^_^;)。それで松本盆地のど真ん中に陣取ったという訳。曇りなら大王わさび園で「わさびアイスクリーム」を一緒に食べて清流の畔を散歩して、それで別れればなかなかロマンチックという算段。

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