2013年5月14日火曜日

〇小佐渡山脈の山中に古刹「蓮華峯寺(れんげぶじ)」を探訪。

〇佐渡島の地勢的構造は、北と南に二本の山脈が東西に走っていて、その山脈の中間に国仲(くになか)平野(そのまんまんの名前)があって豊かな穀倉地帯を形成している。北の山脈が大佐渡山脈で高山。大佐渡山脈の西端に相川金山がある。南の山脈が小佐渡山脈で低山。この小佐渡山脈の中に「蓮華峯寺」がある。この寺、佐渡島にこんな名刹があるのかと驚かされるほど古くて格調がある。本土でも各県のトップに位置づけられる様な寺。
↓小比叡山「蓮華峯寺」方面に入る道。

 下の境内に至る参道石段の入口。当面は駐車場と同じ高さの境内探訪から始める。右側に行く。
 八角堂
 鐘楼
経蔵
 御霊屋(みたまや)。覆い屋の中に御霊屋がある。
 ↓このような御霊屋が二棟並んで収まっている。

 ↓八祖堂

 ↓骨堂・国重要文化財。

 大師堂・国重要文化財。

 密厳堂
 徳川幕府を戦慄させた承応小比叡騒動の時の住職の供養塔。相川奉行所と戦い、斬首されたそう。
 ↓金堂・国重要文化財。

 仁王門。右に金堂屋根の先端が見える。


 ↓小比叡神社。
 神社拝殿。
 拝殿の背後の本殿・覆い屋。本殿は国重要文化財。
 覆い屋の高窓から背伸びして覗いてみた。本殿がわずかに見える。
 神社から、金堂と仁王門(鳥居の蔭)を見る。
 ↓金堂前の石段を下りると唐門に着く。唐門を潜ると、庫裏・客殿・庭園など高台にある伽藍堂宇と趣きの異なる世界に入る。
 客殿
 客殿の奥の護摩堂。波切不動尊が本尊。
 庭園。
 奥に見えるのは客殿。
 庭園の奥に霊験ありといわれる独鈷水が湧き出る所があり、そこに独鈷堂がある。手前は水芭蕉の群落。
 独鈷堂。
 独鈷堂内部に坐する石仏弘法大師像。独鈷伝説は日本全国にある。特に四国八十八箇所霊場の縁起伝説として数箇寺に伝えられる。空海が中国での密教修行を終えて日本に帰る時、彼の国から日本に向かって独鈷を投げ・その独鈷が舞い降りた地に霊場を開かんと念じたという話。投げられた独鈷は一つなのに、全国に独鈷が到達した霊場が幾つもある。
 唐門の傍の石仏群。
 入口高台の傍に発見した地蔵堂。

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