↓ 正善寺・山門 正善寺の前の旧道を渡ると向かいに黄金堂がある。↓ 左・仁王門、真ん中・黄金堂
仁王門。羽黒山・山門から運び込まれた二体の仁王像は、この山門にはいない。後ろに建つ黄金堂の内部に窮屈そうに立っている。
重文・黄金堂
黄金堂の本尊・33体の観音像
黄金堂の見物はこの33体の観音像だけではない。黄金堂内に入ると目の前にその巨大な姿を場違いに現す仁王像、33観音像の周囲の回廊に所狭しと並べられている羽黒山から避難してきた諸仏の数々。説明に立ってくれた若い修験僧が残念がったのは国宝・五重塔の前立三尊と伝承のある仏像の前でのこと。国宝・五重塔の御本尊(観音像だったらしい)も黄金堂に運び込まれる手筈だったが、村人の中にそれを横流しして換金した不届き者がいた。実に怪しからん。その観音像は傑作だった可能性がある。あとで五重塔を回ったら、今は大国主命を祀っていた。五重塔は本来仏舎利塔ではないのか。タワケ。仁王門・山門は神門に性格を変えられて、今は右近・左近の武士が守っている。それが小さ過ぎて場違い。
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