2012年4月16日月曜日

〇4/15(日)快晴。岐阜県揖斐川町山中深くに「横蔵寺」を探訪し、ついでにさくら祭り開催中の「華厳寺」に寄り、揖斐川上流根尾谷の「薄墨桜」」に会って帰って来た。

昨夜泊まった道の駅は「富有柿の里・いとぬき」だった。ここから今日の第一目的地「両界山・横蔵寺(よこくらじ)」までは割と近い。一時間足らず。横蔵寺で道は途絶えていた。いかにも古刹然とした雰囲気。「美濃の正倉院」と呼ばれていると自称するだけあって重文仏像は全部で22体、瑠璃殿に収蔵されていた。そのうち四天王像と十二神将像で大部分を占める。その像の出来栄えについては吾輩の口から賛辞が出なかった。横蔵寺には特筆すべき仏像がもう一体ある。舎利堂のミイラ像。いわゆる即身成仏像。妙心法師という人で1817年、37歳で白木の棺に安坐し断食して入定した。ミイラ化のための加工手術を全く施さず天然自然に舎利仏となったという。その舎利仏が公開されており近づいて拝することもできる。即身成仏像は既に何体か見た。そして思うのは、即身成仏を顕示する姿がこれならば「即身成仏」の思想・信仰には大間違いがあるのではないかということ。大日如来が顕現する宇宙の法理・真理に同調一体化した姿には見えない。醜い。横蔵寺は考えさせられる寺である。それに紅葉の名所らしい。そこから根尾谷に向かうと「谷汲山・華厳寺」の前を通る。華厳寺は西国33観音霊場札所巡り満願の寺。再訪だが今回は約1kmにも及ぶ参道が満開の桜で縁どられさくら祭りが開催中で参詣者の人波が押し寄せていた。仁王門を潜り境内に入ると桜の木が全くないのは意外だった。そこには華厳寺の思想が反映されているのだろうが、季節感が乏しくて絵にならないのは確か。根尾谷「薄墨桜」」巡礼については先にブログ掲載してしまった。ここの樽見鉄道・根尾駅は終点らしい。線路がここで途絶えているように見えた。樽見鉄道は第3セクター鉄道の先駆けとなって頑張った鉄道として有名。今日はさしづめ「薄墨桜」」の御利益による掻き入れどき。この後山越えをして東海北陸自動車道・美濃ICに出た。そして能越自動車道経由で七尾に戻った。途中睡魔に襲われて2度も仮睡をとった。帰宅は午後7時。

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