2013年6月18日火曜日

〇「国宝薬師寺展」石川県立美術館へわざわざ立ち寄ったのは、この仏像に面会するため。

〇ボクの第一に拝観したかった仏像は、この十一面観音立像・木造。鼻が欠け・全体に朽廃が進んでいる。しかし堂々とした・魅力的な仏像であることは失われていない。唐招提寺・新宝物館の欠損仏像達を髣髴とさせる。
この十一面観音立像の欠損状態はもっとひどい。鼻が欠け・頭上の十面の仏顏が欠け・両手首も欠けている。しかし堂々として魅力的であることは維持されている。
〇これぞ「国宝・聖観音立像」、金銅製。国宝・東院堂の本尊。この洗練された仏像が飛鳥時代(遅くとも奈良時代初め)の作だというのだから驚く。渡来した仏師の作に違いない。
〇二階に女王然として展示されていたのが、この「国宝・吉祥天女画像」。麻布に描かれている。厨子に納められている。想定外に小さい。
以上四点の拝観で、ボクの薬師寺展に出かけた目的はほぼ達せられた。他にも感銘を受けた展示品があったが、それについては稿を改めて。

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