2018年5月23日水曜日

〇《イザベラバード紀行(16)》5-2(水)日光「金谷邸跡」

〇イザベラバードの肖像
彼女は明治11年に来日し、日光から会津・新潟・米沢・山形・大曲・秋田・大舘・黒石(弘前)・青森を経て函館に渡り蝦夷地を探訪した。その折日光の金谷邸に10日間滞在した。亭主金谷善一郎とその姉(イザベラは勘違いして妹と記している)の上品さと誠実なもてなしに感服している。金谷善一郎は、外国人相手のホテルを経営する夢を語っており、イザベラはそれを奨励した。今、神橋の傍の岡の上に建つ金谷ホテルは善一郎の夢の結晶であり、子孫がそれを維持している。イザベラが奥日光の湯元温泉に出かけたのも、ここ金谷邸からだった。
 ↓「日本奥地紀行」の表紙。「上山(うえのやま)の美女」(上山は山形市の南にある温泉地)のスケッチ絵が使われている。イザベラ自身のスケッチらしい。彼女は絵が大変うまい。
↓中央に「金谷カテッジイン」と記してあるのが、明治時代の金谷邸

〇金谷邸跡はなかなか発見できなかったが、店に入っては聞き聞き訪ねて行った。遂に門前に到達。

 〇イザベラが金谷邸をスケッチした絵が残されているが、この写真とそっくり。

館内撮影禁止
↓玄関から入口の門を見る





建物の裏側




〇金谷邸跡に行き着くことが、今回の旅行の目的の半分だった。

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