2011年6月25日土曜日

6/5(日) 奈良「大安寺」

大安寺は日本最古の寺の一つ。その縁起はゆかしい。先ず聖徳太子が平群の地に「熊凝精舎」を建立。遺言でこの一院を国の大寺にするよう、舒明天皇に託す。天皇は日本最初の官寺である「百済大寺」を建立。次いで飛鳥藤原京で「高市大寺」になりさらに「大官大寺」になった。そして平城遷都に伴い現在地に移されて「大安寺」となった。南都七大寺の一つ。
↓ 南大門
南大門を潜ると、傍に往古の南大門の礎石跡を示すモニュメントが置かれている。奈良時代の南大門の壮大さが想像できる。当時、南大門の前(南)には、東塔と西塔が建っていた。七重の塔だった。 南大門を潜ると目の前に、奈良時代の中門の位置を示す石碑が立っている。石碑の背後の林の中に立っているコンクリート建物は讃仰堂(宝物殿)。
讃仰堂・宝物館に入館。以下の仏像写真はいずれも大安寺で購入した絵葉書を引用。
↓楊柳観音像頭部・重文、天平仏
↓楊柳観音像・重文、天平時代
不空羂索観音像・重文、天平時代
聖観音像・重文、天平時代
広目天像・重文、天平時代

多聞天像・重文、天平時代

境内西方面。本堂が見える
本堂
本尊・十一面観音像・重文、天平時代
護摩堂

小子坊・写経道場

嘶(いななき)堂。馬頭観音が祀られている。

千手観音像・伝馬頭観音像・重文、天平時代

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