〇全国の名所旧蹟をほぼ周り切ったら、その整理が大変で重要。色々な角度からまとめていこうと思う。「心に残る文化財」シリーズはその一環。
↓ 浄土堂・阿弥陀堂、国宝。
↓「浄土寺浄土堂 国宝指定・昭和27・3・29 浄土寺は、重源上人により、東大寺大部之荘(小野市中心部)内に建てられた。この御堂は、重源上人が入宋して学んだ「天竺様」という建築技法を用い、建久5年(1194年)に上棟された。天上を張らない化粧屋根裏、太い円柱に差し込まれた肘木、それにかかる虹梁、鼻隠板を打った軒などにその特徴がうかがえる。東大寺南大門と共に「天竺様」を伝える貴重な建物で、御堂としてはわが国唯一のものである。」※「天竺様」は「大仏様」ともいわれる。
↑「阿弥陀如来及び両脇侍立像、国宝指定昭和39・5・26 三尊とも名仏師・快慶の作である。浄土堂の本尊で、観音・勢至菩薩を両脇侍として立つ丈六の巨大木像である。好天の日には、堂背の蔀戸から射し込む西日が床に落ち、その反射を背景に、西方浄土から雲に乗り、早来迎される阿弥陀三尊のお姿を拝することができる。」
↓「堂背の蔀戸から射し込む西日が床に落ち、その反射を背景に、西方浄土から雲に乗り、早来迎される阿弥陀三尊のお姿を拝することができる」を実証する写真。
↓「天竺様」「大仏様」の建物の構造・意匠をよく表している。
〇このような御堂と仏像が、東播磨の山間部に現代まで残されたということは奇蹟に近い、ボクは現地を訪れてこれらの国宝に遭えた時、そう思った。浄土寺は他の堂塔伽藍も整備された立派な寺院である。
2012年7月21日土曜日
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