2012年11月17日土曜日
〇11/17’(土)雨の中京都嵯峨野へ。紅葉探訪に「二尊院」「浄寂光寺」へ。ついでに「化野念仏寺」まで脚を伸ばす。それから大原「三千院」へ。一日雨。
今朝目覚めたら07:40、よく寝た。セレナの窓に雨粒が滴っている。車中で朝食を済まして京都へ。嵯峨野「清涼寺」の駐車場に無事収まる。ここは800円と高いが、一日置けるし何処へ足を向けても文句がない。先週来たときは多宝塔の前の楓が紅葉してなかったのに今日は色づいていたので腕馴らしに数枚撮って先ず「二尊院」へ。雨中凄い人出。紅葉は七分程。因みに二尊院の名は、本尊が「釈迦如来」と「阿弥陀如来」でありその仏像が二つ並んで安置されているのでいつかこう呼ばれた。仏像は二つとも身の丈が小さくて本堂のほの暗い光の中ではお顔がよく見えない。オペラグラスが要る。それから南の方の「常寂光寺」へ。紅葉の見事さでは東の「永観堂」に西の「常寂光寺」という相場か。常寂光寺のもみじは、仁王門辺りはまだ緑、上の本堂・多宝塔辺りが赤味勝ちというところ。下が紅葉したら、上は散り始めるだろう。難しいところ。雨が強くなる中、二尊院の前を通り今度は北上して「化野(あだしの)念仏寺」を目指した。そして四度目の正直で遂に到達した。古い墓・石仏が累々延々と果てしなく広がる光景を描いていたら、それほどのことはなかった。雨がますます強くなる。予定通り北の方・大原へ。三千院前のモミジ通りは半端な紅葉で美しくない。三千院に入った。この寺院は天台宗・五門跡の一つ。五門跡とはこの前も書いたが、妙法院・青蓮院・曼殊院・三千院・毘沙門堂。境内で感動を喚ぶのはやはり「国宝・阿弥陀三尊像」とそれを収めた「極楽往生院(阿弥陀堂)」。ここから清滝「峰上寺(ぶじょうじ)」へさらに北上するのはコース取りとしては極めて妥当なんだが、もう時刻が遅かった。峰上寺は午後三時に閉門する。今夜は道の駅「琵琶湖大橋・米プラザ」で泊まることにして大原から朽木街道をさらに北上して「途中」で右折して琵琶湖岸・堅田へ。「途中」というのは地名。明朝は逆戻りして「峰定寺(ぶじょうじ)」を目指すか、琵琶湖大橋を渡って湖東三山の残り「百済寺」を目指すか、今は分らない。天候次第。「峰定寺」は奥山にあり大雨が降れば通行止めになりそう。しかし春まだ浅い頃に見た「峰定寺」の境内風景は絵になっていた。裸木ばかりで殺風景だったのに、境内を流れる川が描き出す力強く変化に富んだ太い線と自生し個性豊かに幹を成し枝を拡げる川辺の木々で構成された風景は、すでに天然の絵になっていた。これで秋の紅葉の季節にはどんなに色彩豊かな絵になることかと想像を逞しくさせられた。きっと紅葉の季節にまた来ようと誓った。その想像の風景が忘れられない。あんな山奥なのに門前に立派な料亭が一軒あり、そこの若く綺麗な女将さんが打ち水をしに白い割烹着姿で元気に飛び出してきたのが面白くてその姿を撮りたくて頼んだら快諾してポーズをとってくれた想い出のおまけ付き。
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