2012年11月25日日曜日
〇11/25(日)「秋篠寺」「西大寺」「帯解寺」「久米寺」と渡り歩いたが紅葉とは無縁。最後に「岡寺」で素晴らしい紅葉に出逢えた。
晩八時半に名神高速・菩提寺PAに滑り込んだ。今朝は六時に目覚めた。パソコン作業をしていたら七時半になったが、寺を探訪するにはまだ早いのでちょっと横になったら、次に目覚めたのが午前十時。直ぐに出発したら十五分後には「秋篠寺」に居た。苔の緑の絨毯の上に生えていたのは竹林ではなくて細い喬木だったが、残念ながらモミジの木は殆どなかった。紅葉には恵まれなかったが、国宝・金堂で「伎芸天立像」に再会できた。金堂内陣の仏像の配置が大変バランス好く出来ているのに気付いたのが新鮮だった。中尊は大型の薬師如来坐像。どっしりと構えている。その左右に中型の日光・月光両菩薩がひっそりと立っている。そのまた左右に小型の十二神将像が四体と五体、それぞれ配置されている。おどけた動きで内陣に変化・動きを与えている(残りの三体は盗難に遭ったか博物館に寄託されているかだが、多分行方不明じゃないか?)。そのまた左右に小型の(日光・月光両菩薩よりも小さく、十二神将よりも大きな)不動明王立像と地蔵菩薩立像が控え目に立っている。そして左右の端っこに背の高い大型の帝釈天立像と伎芸天立像が堂々と立って内陣を締めている。帝釈天像の目は大きくて力強い。伎芸天像の目は細くて優しい。実にバランスよく仏像が並んでいる。西大寺も近かった。ここもモミジの木がほとんどない。仏像拝観となった。長谷寺の本尊を思わせるような巨大な十一面観音立像、清涼寺の釈迦如来立像とそっくりの本尊・釈迦如来立像。そのあと大和郡山市の「帯解寺(おびとけでら)」、橿原市の「久米寺(くめでら)」と探訪したが、いずれも紅葉とは無縁。帯解寺にはモミジの木を生やすだけの敷地がない。拝観料400円を納めると本尊の地蔵菩薩坐像・重文に会わせてくれる。大きな地蔵菩薩像。この寺は安産祈願に特化していて紅葉の風情など関心がなさそう。久米寺は久米仙人ゆかりの寺なので探訪してみた。紅葉は虫塚の辺りに色濃く見られるのみ。ということでここまでのところ紅葉とは縁のない旅を続けることになった。こうなったら最後は明日香の岡寺探訪で締め括らねばなるまいと思った。岡寺の紅葉の見事さはこの目でしかと愛でたことがある。岡寺到着は午後三時過ぎ。紅葉は最高潮で美しかった。夢中でシャッターを切りまくった。今日一日の元を取った気分。岡寺を後にしたのが午後四時半。それからは渋滞に巻き込まれっぱなし。渋滞疲れになったので今夜はこのまま菩提寺PAで泊まることに。
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