昨日の「太龍寺」登山の話はどうやら誤解を生む惧れがあるので一言。現に調子に乗って無茶をすんな的なお小言が来た。みんながロープウェイを利用するのにボクだけセレナに鞭打って登ったのは、ロープウェイ山麓駅を探している時間がなく、たとえ山頂駅に立てたとしても戻りの最終便に間に合わないと思ったから。とにかく昨日のうちに太龍寺探訪を済ましておかないと今後の旅程が台無しになるので必死のパッチだった。無茶な手前勝手な料簡を起したわけではないことを御理解のほどを。
今日は予定通り阿波国の残り二つの霊場探訪を午前中に済ませ、土佐国に向かった。室戸岬経由は既にみっちり経験しているので、山中踏破のルートをとった。いきなり高度のある峠目指して一気に駆け上がり、あとは川沿いに谷間をどこまでも下って行き安芸市に出るコース。安芸市に近づいた山中に「中岡慎太郎」の生家があったので見学。記念館は年末休暇に入って休館。彼は大庄屋の家に生まれた。郷士。京都の近江屋で坂本竜馬と一緒に居る所を襲われ暗殺された。司馬遼太郎は彼の思想家としての資質を高く買っていた。
高知市で五台山上にある霊場31番「竹林寺」を探訪。宝物館に国重要文化財の仏像が十数体並んでいるが、取り分け小っちゃな十一面観音像は素敵な文化財。これで以前探訪済みの分を加えて、土佐国の霊場巡りが室戸から高知市まで繋がった。24番・室戸岬灯台を抱えた「最御﨑寺(ほつみさきじ)」から32番「禅師峰寺(ぜんじぶじ)」まで。最御﨑寺の鐘楼の撞き出す鐘の音がNHK大晦日番組「行く年来る年」に時々登場する。知恩院・東大寺の大鐘の向こうを張って。禅師峰寺は全山石山だがその石の見事さ奇妙さは登ってみないと分らない。五台山を下った時はもう夕暮れの気配だったのに欲張って桂浜近くの33番「雪渓寺」にまで足を伸ばした。着いたら午後5時。辛うじて写真撮影が可能の時間帯。ついでに高知市内最後の霊場・34番「種間寺(たねまじ)」まで探索に赴いたら完全に日が暮れた。折角なので種間寺はフラッシュ撮影。こうなるともう何のために走り回っているのか自分でも分らない。順番を早くこなすことに取り憑りつかれている。土佐国で未だ探訪していない札所霊場は、土佐市の35番「清滝寺」と36番「青龍寺(しょうりゅうじ)」。これを済ますと、37番四万十町「岩本寺」と最難関の足摺岬先端38番土佐清水市「金剛福寺」は既につまみ食いしてあるので、残すは宿毛市の39番「延光寺」だけ。明日中に完遂しよう。伊予国と讃岐国の札所霊場巡りは今回は断念して後日の楽しみに取っておくことにするか。
今夜の泊まりは須崎市の「道の駅・かわうその里すさき」。うそー、て思うだろうが本当。もっともつい最近、須崎市のカワウソ保護団体が須崎市のカワウソが絶滅したことを公式に認めていた、TVニュースで。
ここは土佐市から数十キロ西に行き過ぎている。が、ここまで道の駅=宿がないので仕方ない。明朝ここから土佐市に戻り霊場巡りの続きを開始する。(^.^)/~~~
2012年12月29日土曜日
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